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(あの事件の影響というわけではありませんが)
先月申し込んでいた一般救急救命講習を受けてきました。
前に受けたのが4年前、なもんで、結構内容が変わっていました。
通常、5年ごとに要領が改正されるらしく、また、普段しないことから
2,3年ごとに再講習を受けてレベルを維持することが望ましいとされています。
数年前までは、救急隊員ですら医師から指示を受けないとボタン一つ押せなかった
AED(Automated External Defibrillator 自動体外式除細動器)が
実技に取り入れられていました。
あと、人工呼吸のウエイトがかなり下がってました。
(前は胸骨圧迫(心臓マッサージ)15:人工呼吸1だったのが、
今は30:1、しかも感染症対策に重きが置かれ、”好ましくない場合は人工呼吸抜き”
世界的にも廃止の方向らしいです
↑”マウス トゥ マウス”という黄金シーンを期待している人には残念かも)
あの事件の影響を受けて受講したわけではありませんでしたが、
”あの事件”は教程にも影響していました。昨今多い硫化水素自殺も。
例えば救命前の安全確認。
「よきサマリア人(ルカによる福音書10章:30-37節)」を挙げるまでも無く
特に緊急の助けが必要な人に無償の援助を与えることに、いつどこであろうと
何ら制限が必要とは思えません。
ただ、その善意のバイスタンダー(辞書を引くとbystander傍観者となってしまいますが
居合わせた人、くらいが適当な訳)すら身の安全をことさら気にしなくてはいけなくなったのが
残念でなりません。
秋葉原でもAEDが要救護者の近くにあったのに、
一番早かったのは駅のAEDだったこともあったそうです。
街を歩いていると、最近は結構目に付くもの。
この記事を見た方は、明日、いつもの通勤・通学ルートで気をつけて見てみてください。
そして、いつの日か、心臓マッサージをしている人に「AED持ってきて」と頼まれたら
一番近いAEDを持ってきてあげてください。
(ベルがなりますが、気にせず。近くに設置場所の関係者がいたら「緊急です」の一言で連れて来て下さい)
初めて見た小学生の6割が操作できたというデータもある優れものです。
どうしても操作が怖ければ、頼んだ人の近くに置いてあげるだけでも
誰かの命が助かる可能性が更に高くなります。
もし、休日の3時間程度を使っていいなら、
ご自身の住んでいる、あるいは勤めている・通ってる先の
消防本部が実施している救命講習を受けてください。
バイスタンダーは多ければ多いほど、早く、そして多くの人を救えます。
この受講の成果を発揮する場面に出くわさないことを祈りつつ。